型染めについて

 

 

日本古来の伝統技法。

 

まず最初に図案を描き、型紙に写し、型紙を彫り、紗を張って、

その上から糊を置きます。

その糊が乾くと、その部分がマスキングの役割になって、

やっと、それ以外の部分に染料で色付けが出来ます。

 

下の写真は、糊を置いた状態。

黄色っぽい部分が「糊」です。

湿気の多い時期などは、完全に乾くまでとても時間がかかります。

 

 

 

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色をのせてる写真が抜けていますが…ブラックの染料を刷毛で刷り込んであります。

(私の使っている染料だと、その後薬品で色を定着させる工程も入ります。)

次の写真は、その後糊を落とす為に洗っているところ。

 

薬品と余分な染料を落としつつ、しばらく浸して糊をふやかします。

 

 

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だいぶ糊が落ちてきました。



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綺麗に糊が落ちたら、更に色落ち防止の薬液に浸けて、

何度かよく洗いを繰り返して完成!


型紙と反転した模様が浮かび上がります。





水の中で、糊が剥がれて模様が浮かび上がる瞬間が

やっぱり一番わくわくします。